旧作の『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』

『ザ・スーサイド・スクワッド』を観に映画館へ行った時、チラシを何枚か貰ってきた。 

その中に『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』のチラシがあった。

リメイク版のヤマトも3作目になる。 早いもんだ。

 

実は旧作の『新たなる旅立ち』は、リアルタイムで見ている。

確か中学生だったはず。

いや〜、歳がバレるね!

 

この旧作『新たなる旅立ち』あたりからヤマトを真面目に見なくなった。

さらば宇宙戦艦ヤマト』で終わったじゃん! という気持ちがあったからだと思う。 

あの感動を返せ! みたいな。

 

まあ『新たなる旅立ち』は、『さらば』の続編じゃなくて、TV版『宇宙戦艦ヤマト2』の続編だった訳だが。 

 

この辺の経緯が、色々と面倒臭い。 たぶんWikipediaに詳しく載ってる。 

当時のワタシは、なんか制作者の都合っぽくて嫌だなぁ、と思ったさ。

 

まあ観たけど。 だってヤマトの新作なんだぜ!

でも『新たなる旅立ち』は、内容もイマイチ納得いかない部分がチラホラあった。

 

例えば…… 

 

デスラーが故郷のガミラス星に帰ってくると、謎の艦隊が勝手にガミラス星で採掘作業をしていた。 怒ったデスラーは謎の艦隊に攻撃を仕掛けるが、そのせいでガミラス星が爆発してしまう。 ガミラス星と双子星の関係だったイスカンダル星は、引力のバランスが崩れて公転軌道を外れ暴走を始める。  

 

……というシーンがある。 

『スペース1999』かよ! というツッコミは横に置いとく。

しかし、大気が有って人が住んでるような惑星で、隣の星が爆発して軌道を外れちゃったりしたら、天変地異とかディザスターなんてレベルの話では済まないはず。 スターシャたち3人が生きていられるワケがない。

 

もうひとつ。

 

暴走するイスカンダル星は、速度が限界を超えてワープしてしまう。

 

……ってオカシイだろ! 加速しただけでワープできるワケないだろ! 

 

第1作では、ヤマトは地球で唯一の超光速宇宙船だ。 ヤマトに搭載されているワープエンジンは、イスカンダルから貰った設計図で作ったモノだ。 地球の科学力だけではワープエンジンは作れなかったのだ。

もし加速しただけでワープできるなら、イスカンダルの設計図なんていらねえよ!

 

というような、中学生でもわかるSF部分の甘さ? というか雑さ? が気になっちゃって、あんまり楽しく無かったですよ。 

 

リメイク版の『新たなる旅立ち』は、どんな話になるのかな〜

たぶん全然違う話になるんだろうね。