AppleTV+と「ファゥンデーション」
iPhoneを2年以上使っている。
最近まで気付かなかったのだが、AppleTV+に加入していたらしい。
覚えてないんだけど、たぶん『1年間無料キャンペーン!』とかやってた時に、ちょっと使ったんだと思う。
月額利用料600円、クレジットカードで引き落とされてた……
スマホの料金支払いと合算されてたら、絶対に気付いたのに……
気付かなかった私も悪い。
大した金額でもない。
でも、まったく使ってないサービスに金を支払っていたと思うと腹が立つ。
まあ、今さら腹を立てても仕方ないので、契約解除する前にちょっと見てみよう。
観たのはSFドラマ「ファゥンデーション」。 アップルのオリジナルドラマである。
ファゥンデーションといえばアイザック・アシモフ大先生の大傑作SFシリーズである。 どのように映像化されたのか……
……
観た。 なんだこれ。 私の知ってるファゥンデーションじゃなかった。
そろそろ原作に近づくかな〜、と思いながら観ていたが、むしろどんどん原作から離れていく。 6話まで観て諦めた。
なんだこれ。 いやホント、なんだこれ。
ひょっとして制作スタッフは、原作本をタイトルと登場人物紹介しか読んでないのか。(登場人物も性別が変わってたりしますが)
金をかけて作っているな〜、ってのは分かる。
でもストーリーのスケール感が小さい。 ちまちましてる。
4話ぐらいから、ターミナスとアナクレオンの生き残りとの闘いが始まるんだけど、難民キャンプみたいなターミナスに、ならず者みたいなアナクレオン人集団が攻めてくる。 しょぼい。
到着から30年以上経っているのに、なんでターミナスは難民キャンプなんだ?
お前ら何やってたの? 東京は終戦の焼け野原から、19年でオリンピックを開催したぜ?
この闘いの最中に、帝国の軍艦が介入してくるんだけど、アナクレオンの野砲1発で撃ち落とされている。
星間航行が出来て大気圏突入まで出来る軍艦が、野砲の対空射撃1発で、まさかの爆発墜落。 でも都合良く艦長だけは生きてたんだぜ!
第6話で、敵に捕まった主人公?を子供が助け出す。 でもさ〜、子供の活躍で危機脱出! とか、そろそろやめようぜ〜
そして、ちょいちょい入るラブシーンが余計すぎる。 おい、アンタがキスしてる女、原作では男だったぞ。
細かいけど引っかかる部分も色々ある。
例えば、トランターからターミナスまでジャンプ無しで約5年とか。
どゆこと? 近くない? ひょっとして通常航行で光速を超えちゃうのか??
6話で観るのをやめたけど、なんか原作の知的な面白さがバッサリ切り捨てられて、悪い意味でハリウッドのアクション映画みたいになってる気がする。 そーゆー話じゃない……
なので原作が好きだった人は観ない方がいいと思う。 イライラする。
ボロクソに言ってしまったが、原作を読んでない人には面白いかもしれない。 でも「ファゥンデーションって、こういう話なのね〜」とは思ってほしくない。
そんなわけで?
AppleTV+は契約解除する。 決定。
『シャン・チー / テン・リングスの伝説』を観た。
シャン・チーを観に行った。 10月第1週の話だ。
頭洗うヤツじゃないよ!
マーベル映画だよ!
めっちゃ観たい、という程でもなかったのだが、緊急事態宣言は解除されたし、ワクチンも2回打ったので、映画を観に行きたくなっちゃったのだ。
映画館がガラガラで、ちょっと驚いた。 まだみんな新型コロナを警戒してるのだろうか? いや私も警戒はしてるけどね。
単にこの映画館が流行ってないのかもしれない。
「シャン・チー」は、さらにガラガラだった。 ていうか客が私だけかよ!
↑ 真ん中にあるのは私のリュック。
(薄暗かったので色が少し変です)
まあ、映画が始まる前に3人入ってきたけどね。
……ちっ、貸し切りだと思ったのに!
映画の感想だが……
「アメリカで大ヒット!」みたいな話を聞いてたんだけど、それほどでもなかったかなぁ。
アクションは確かに派手だったね。 竹林の迷路とかは面白かった。
でもストーリーは、なんか底が浅い。
ラストバトルでヒロイン(?)がマグレで活躍するんだけど、あれって必要だったのかなぁ? 取って付けた感が半端なかったぞ。
あとはまあ、観る前から分かってた事なんだけど、主人公達が地味だよね……
別に美男美女じゃなきゃダメって訳じゃ無いんだけど。
例えば、ベネディクト・カンバーバッチとかジェイソン・モモアとか、私は全然ハンサムだと思わないんだけど、映画の中では凄い存在感があるしカッコイイ。
シャン・チーの人は、そーゆー感じが全然無い。
「あー、親戚にこういうヤツいたわー。 群馬に住んでるわー」みたいな感じがする。
ヒロインの人は…… いや、あれホントにヒロインなのか? マジで?
いやまぁ、楽しい人でしたけどね。うん。
映画の最後に、キャプテン・マーベルとかブルース・バナーとかがチラッと出てくる。 ちょっと嬉しい。
ていうかブルース・バナーは、スマートハルクから戻れたのか……
エンドゲームで、ずっとスマートハルクだったから、もう戻れないんだと思ってた……
『TENET』を観た。
本当は映画館で観たかった。
ただ、公開時は今より新型コロナにビビってたので行けなかった。
あと、吹き替え版の上映が無かったのも行かなかった理由だ。 吹き替え派なんすよ。
クリストファー・ノーラン監督の映画は吹き替え版を上映しないという噂がある。 本当かな?
そんな訳でブルーレイディスクを買って家で観た。 ノーラン作品はダークナイトシリーズ以来である。
ノーラン監督はいつものように(?)超高画質のカメラで撮影したんだぜ、って言ってたけど、ワタシは13インチのノートPCで観た。 なんか申し訳ない。
感想。 面白かった。
いや、面白かったのは間違いないんだけど、面白いの前に「スゲーな……」という言葉が出てくる。 そんな映画だった。
この映画の面白さは2つあると思う。
1つは映像の面白さ。
もう1つは複雑なストーリーを読み解いていく面白さ。
まぁストーリーの大筋だけなら、それほど複雑ではないと思う。 でも、きっちり細部まで理解しようとすると、逆にワケが分からなくなる。
この分かりづらさは『時間の逆行』という概念のせいだ。 たぶん観てる人の脳ミソが混乱するんじゃないだろうか。
この『時間の逆行』、言葉による説明は最小限しか無い。 あとは映像を観て理解しろ! というスタイルである。(注:ディスっている訳では無い。 いちいち説明したらクソつまらない映画になると思うし)
もちろん、よ〜く観れば分かるように作られている。
でも1回観ただけでは理解出来ない。(もちろん観る人の脳ミソの性能しだいだが)
映像的な面白さでスイスイ観てしまうのだが、観終わってから「ん? あれ?」ってなっちゃうんである。
よく紹介文で言われている『難解』という言葉は、なんか少し違う気がするんだけど……
しょーがないので、2日かけて3回観た。
こんだけ観ると「コレどーやって撮影してんの?!」とかの方が気になってきた。 なるべくCGは使わないって言ってたよね?
ちゃんとストーリーも理解出来た(と思う)。 まーとにかく、ものすごい計算してキッチリ設計して作られた映画なんだろーなーと思う。
3回観ても面白かったんだから、この映画は傑作だ。 たぶん。
でも宣伝が難しそうな映画だなぁ、と思った。
以上、ネタバレ無しの感想でした。
旧作の『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』
『ザ・スーサイド・スクワッド』を観に映画館へ行った時、チラシを何枚か貰ってきた。
その中に『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』のチラシがあった。
リメイク版のヤマトも3作目になる。 早いもんだ。
実は旧作の『新たなる旅立ち』は、リアルタイムで見ている。
確か中学生だったはず。
いや〜、歳がバレるね!
この旧作『新たなる旅立ち』あたりからヤマトを真面目に見なくなった。
『さらば宇宙戦艦ヤマト』で終わったじゃん! という気持ちがあったからだと思う。
あの感動を返せ! みたいな。
まあ『新たなる旅立ち』は、『さらば』の続編じゃなくて、TV版『宇宙戦艦ヤマト2』の続編だった訳だが。
この辺の経緯が、色々と面倒臭い。 たぶんWikipediaに詳しく載ってる。
当時のワタシは、なんか制作者の都合っぽくて嫌だなぁ、と思ったさ。
まあ観たけど。 だってヤマトの新作なんだぜ!
でも『新たなる旅立ち』は、内容もイマイチ納得いかない部分がチラホラあった。
例えば……
デスラーが故郷のガミラス星に帰ってくると、謎の艦隊が勝手にガミラス星で採掘作業をしていた。 怒ったデスラーは謎の艦隊に攻撃を仕掛けるが、そのせいでガミラス星が爆発してしまう。 ガミラス星と双子星の関係だったイスカンダル星は、引力のバランスが崩れて公転軌道を外れ暴走を始める。
……というシーンがある。
『スペース1999』かよ! というツッコミは横に置いとく。
しかし、大気が有って人が住んでるような惑星で、隣の星が爆発して軌道を外れちゃったりしたら、天変地異とかディザスターなんてレベルの話では済まないはず。 スターシャたち3人が生きていられるワケがない。
もうひとつ。
暴走するイスカンダル星は、速度が限界を超えてワープしてしまう。
……ってオカシイだろ! 加速しただけでワープできるワケないだろ!
第1作では、ヤマトは地球で唯一の超光速宇宙船だ。 ヤマトに搭載されているワープエンジンは、イスカンダルから貰った設計図で作ったモノだ。 地球の科学力だけではワープエンジンは作れなかったのだ。
もし加速しただけでワープできるなら、イスカンダルの設計図なんていらねえよ!
というような、中学生でもわかるSF部分の甘さ? というか雑さ? が気になっちゃって、あんまり楽しく無かったですよ。
リメイク版の『新たなる旅立ち』は、どんな話になるのかな〜
たぶん全然違う話になるんだろうね。
新コロのワクチンを接種してきた。
先週の金曜日に、2回目の新型コロナのワクチンを接種してきた。
周りの人からは『全然痛くないよ〜』と言われていたのだが、1回目の接種はそれなりに痛かった。
このウソツキどもめ!
と思っていたが、今回は、ほとんど痛くなかった。
1回目が
『チック〜〜〜〜ゥ!!』
だとしたら、2回目は
『ちく。』
ぐらいだった。 「え、ホントに打った?」と思うぐらい痛くなかった。
やはり上手下手があるのだろう。
(ちなみに2回とも近所の病院で打ってもらった)
ひょっとして:医者ガチャ?(打ってくれたのは看護師さんだったが)
副反応だが、ワタシはヒジョーに軽かった。 1回目なんか『肩が痛くなった』以外は何も無かった。
まぁオッサンだからね。
今回は少し熱が出た。
接種の翌日、寒気がするのに汗が出て、なんかダルいな? と思って熱を測ったら37.9度あった。
そして身体の節々が痛くなった。
ちょうど風邪をひいた時の感じだ。
ていうか実は風邪をひいてたんじゃねーのか? という可能性も……
その風邪の症状みたいのも、3日ぐらいで無くなった。
とにかくこれで、大手を振って出歩けるワケだな!
もちろんマスクはするよ!
あ、効果が出るのは7日後ですか……
映画『ザ・スーサイド・スクワッド』を観に行った
映画『ザ・スーサイド・スクワッド』が劇場公開されたのは、8月13日の金曜日。
しかしこの日は新型コロナ第5波の真っ最中だった。 この日の東京の感染者数は、なんと5773人。
パンデミックという言葉が比喩でも冗談でもなくなってきていた。
感染拡大の原因は、たぶん1つではなくて、色々な要素があるんだろう。
変異株とか東京五輪とか気の緩みとか。
まぁとにかく、タイミングが悪過ぎた。 映画館に行ける雰囲気じゃなかった。
スゴく行きたかったんだけど……
しかし8月末になると感染者数は急速に減少し始めた。 9月第2週の東京は1000人台まで減少。(それでも第1波・第2波より多いんだが)
そして劇場の予約状況を確認すると、見事にスッカスカ。
スカスカ過ぎて経営が心配になるほどだ。
これは観に行くチャンスなんじゃね?!
というわけで、観に行って来ました『ザ・スーサイド・スクワッド』!!
残念ながら吹き替え版の上映は終了していたが……
この映画が単品映画だということは、まず言っておきたい。
DCコミックスの世界だが、そんな事は気にしなくて良い。 最近のマーベル映画にありがちな、他作品とのクロスオーバーとかコラボレーションとかは無い。
予備知識も必要無い。 ワタシは『ハーレイ・クイン』しか知らんかったが、まったく問題無かった。
チームを構成するのは『DCコミックスの悪役』というよりも、単に『特殊な能力を持った犯罪者』という扱いで、どのヒーローと戦ったのか、という話すらほとんど無い。
つまり、気楽に観られる敷居の低い映画なのだが、ちょっと覚悟は必要だ。
なぜならこの映画はガンガン人が死ぬ。
しかも、結構ヒドい(グロい)死に方をする。 なにしろ『悪の独裁国家(?) vs 犯罪者集団』なので仕方ない。
チームのメンバーは(たぶん1人を除いて)躊躇なく人を殺すヤツばかり。 も〜容赦なく殺す。
さらにチームメンバーもバンバン死ぬ。 特に最初の10分……
だから、そういうのが苦手な人には勧められない。 ココで評価が分かれるかもしれない。
でもワタシは面白かった!
同じ監督の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』より面白かった!
ストーリー展開のスピード感、ブラックなユーモア、キャラクターの個性。
最高のバカ映画だ!
よく創作論的に『制約があるからこそ面白くなる』なんてのを聞くが、この映画には制約の無い面白さを感じた。
ちなみにワタシのお気に入りキャラクターは『ブラックガード』だ。
あのヤンキー感というかチンピラ感というか、ひと目でわかるクズっぷりが実にイイ! 真っ先に死ぬけど!
そーいえば予告編を見て、キュートなキ〇〇イ『ハーレイ・クイン』がメインだと思っていたが、勘違いだった。 目立つけどメインではない。
メインは、手ぶらに見えて重武装の『ブラッドスポート』だ。 カッコいいぞブラッド・スポート。
そしてハーレイ・クインはヒロイン枠でもなかった。 たぶんヒロイン枠は、眠たい系女子『ラットキャッチャー2』だ。 予告編ではチラッとしか出てこない。
以上、頭に浮かんだ事を(ネタバレ少なめで)ダラダラ書きました。
まとまりの無い文章で申し訳ない。
(↓これはネタバレかな?)
最後まで生き残ったのは4人。
……と思わせておいて2人追加。
ネット記事を読んだら、さらにもう1人生きていたらしい。
合計7人。
半分生き残ってたよ!